◆ 趣旨
人命尊重を基本理念に、人優先の交通安全思想を普及し、安全で円滑・快適な交
通社会の実現を目指すため、令和5年の交通安全対策の取組方針と重点等について、
基本方針を定めるものとする。
◆ 交通安全対策の取組方針
令和3年3月に令和3年度から令和7年度までの5年間を期間とした第11次新
潟県交通安全計画(以下「計画」という。)を策定し、その中で「令和7年までに
年間の交通事故死亡者数を54人以下、重傷者数を499人以下とする」という目
標を設定し、高越安全対策を推進してきたところ、令和4年は以前と比較し、交通
事故発生件数・負傷者数は減少した。
一方で、死者数は61人で平成30年以来の増加に転じ、重傷者数については5
65人で前年より減少したが、計画で掲げた死者数・重傷者数の目標はいずれも達
成には至らなかったほか、全死者数に占める高齢者の割合は6割を超えている。
また、信号機のない横断歩道において、歩行者が渡ろうとしている場面での車両
の一時停止が徹底されていないことや、飲酒運転による死亡事故が依然と発生して
いること、チャイルドシートの使用や一般道路における後部座席のシートベルト着
用も徹底されているとは言い難い状況等から計画等を踏まえ、一層効果的な交通安
全地策を推進し交通事故全体の減少を図ることとする。
◆ 交通安全対策の重点
◇ 高齢者の交通事故防止
◇ 歩行者及び自転車の安全確保
◇ 飲酒運転の根絶
◇ シートベルトとチャイルドシートの着用の徹底
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