★ 新潟県交通安全通年スローガン |
未来にとどけ 願いのかけはし 交通安全 |
☆ 趣旨
人命尊重を基本理念に、人優先の交通安全思想を普及し、安全で円滑・快適な
交通社会の実現を目指すため、令和2年の交通事故防止目標とこの目標達成に
向けた交通安全対策の重点等について、基本方針を定めるものとする。
☆ 交通事故防止目標
令和元年における交通事故は、発生件数・死負傷者数の全てが前年より減少し
たものの、平成16年以降して全死者数の半数を超えていた高齢者の割合が72.
0%を占め、過去最高となったほか、高齢運転者が加害者となった事故の死者数
も前年より増加した。
また、
信号機のない横断歩道において、歩行者が渡ろうとしている場面で一
時停止した車両は、36.2%にとどまっていること、
飲酒運転による死亡事故が依然として発生していること、
チャイルドシートの使用や一般道路における後部座席のシートベルト着
用も徹底されているとは言い難い状況であること、
等を踏まえ、一層効果的な交通安全対策を推進し、交通事故全体の減少を図る
こととする。 ついては、死者数は 「第10次新潟県交通安全計画中の交通安全計画期間中最小」 となるように取り込むこととする。
☆ 交通安全対策の重点
令和元年中における交通事故の発生実態を踏まえ、交通事故防止目標の達成に向
けて、次の重点対策を強力に推進し、交通事故の防止を図ることとする。 ◎ 高齢者の交通事故防止交通事故死亡者数に占める割合は72.0%で16年連
続で過半数占めている。 高齢者運転者の加害事故による死者数も全死者数の40.9%を占めて被害
事故の防止と共に加害事故の防止も大きな課題となっている。
◎ 歩行者及び自転車の安全対策
高齢者や子どもが被害に遭いやすい歩行中や自転車乗車中の交通事故の抑
止に向けて、家庭、学校、地域等と連携し、交通ルールの遵守、交通マナーの向
上などについての指導・広報・・啓発活動を一層推進し、交通安全意識の高揚を
図る。 ◎ 飲酒運転の根絶
飲酒運転は人の命に直結する危険で悪質な犯罪であることから、依然として発
生している飲酒運転や飲酒運転による事故の根絶に向けて
【飲酒運転をしないさせない 許さない】
という積極的な広報・啓発活動を展開することにより、運転者等に飲酒運転の危
険性・責任の重大性を認識させると共に、家庭・地域・職場等において飲酒運転
根絶意識の醸成を図る。
◎ シートベルトとチャイルドシートの着用の徹底
自動車乗車中における交通事故死者数のシートベルト着用者の割合が半数に
満たないことや一般道路における後部座席のシートベルトの着用も徹底させて
いるとは言い難いこと、また、チャイルドシートの使用率全国平均と比較し、依然
として低い状況であることから、各季の交通安全運動等を通じ、指導・広報・啓発
活動を積極的に展開するとともに、交通安全教育一層推進し、全座席でのシート
ベルトとチャイルドシート着用の徹底を図る。 |
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